アメリカンビンテージ 時代は黄金期


やっぱりリーバイスは501!?

リーバイスには501の他にもいろいろなモデルがあります。「ヴィンテージデニム」と呼ばれる古いジーンズは過去に発売されたモデルのもので、だいたい1960年代ぐらいまでのモデルを「ヴィンテージデニム」と呼ばれています。それ以降の古いデニムは「オールド・デニム」と呼ばれていて「ヴィンテージ」とは区別されているほどです。ヴィンテージの魅力は今と違って昔ながらのアナログで作られたもの。そして古着と言ってしまえばそれまでですが、古いながらも長く穿かれていたということがまた味となりデニムという素材ならではの味わいが出てくるのでしょう。作業用素材としてのデニムだからこそ、それだけ長い期間を経たものでも現存しています。

Lee.Wrangler.EDWIN 有名なモデル

Lee:101
Leeの製品の101です。 Leeではジーンズのことを Riders (意味:馬の乗り手)呼んでいます。101は、ジェームズ・ディーンが映画の中だけではなくプライベートでも愛用していました。ボタンフライとジップフライの2タイプが存在しています。Leeはジーンズにジッパーを導入した初めてのメーカーです。
Wrangler:11MW
1947年に発売されたモデル。ハリウッドの西部劇スターの衣装デザインしていたロデオ・ベンがデザインして、世界初のファッションデザイナーによるジーンズとされています。そして防縮加工された初めてのジーンズでもあります。Wranglerはそれまでウエスト・オーバーオールと呼ばれていたデニム製ワークパンツ(つまりジーンズ)をジーンズと呼んで販売した初めてのブランドです。
Wrangler:13MW
11MWの後継モデルで、全米プロ・ロデオ協会公認ジーンズでもあります。ブロークンデニムを使用しています。このブロークン(ツイル)デニムは綾織の綾目を崩した織物で、表面がソフトで手触りも柔らかく洗ってもよじれることがありません。ロデオ乗りの間ではスラックスのようにアイロンでセンタークリース(折り目)を入れて穿かれます。そのため古着として輸入された「13MW」には、センタークリースが白い線状に色落ちしている物がよく見受けられます。
EDWIN:400番台
インターナショナルベーシックシリーズのジーンズです。エドウイン社のストレート・スリムジーンズの定番です「402」~「405」がストレート、「406」~「408」がスリムです。ストレート・スリムともに末尾の数字が大きくなるほど太目のモデルになります。
EDWIN:503
ブラッド・ピットが「ごーまりさーん~」と歌っていたCMでも知られています。現在のエドウインでの定番シリーズです。洗い・防縮加工のみの製品から、すごい色落ち・傷つけ加工を施した製品までの多彩なシリーズ展開です。
EDWIN:505
赤耳付きヴィンテージジーンズが流行した1990年代なかばに一世を風靡したモデルです。
EDWIN:1400番台
1980年代のインターナショナルベーシックシリーズです。一世を風靡したブリーチの「YT1410」(ロンドンスリム)を筆頭にストレート、ルーズスリムまで、現在と同じ様に多彩なラインナップでした。

LEVI'Sで有名なモデル

ジーンズは今では誰もが穿くアイテムのひとつですが、昔は作業用のワークパンツとしてか認識されていませんでした。もしくはマーロン・ブロンドのように不良が穿くものいう認識でした。作業用のワークパンツなので当然男性が穿くものです。

それを大きく覆したのは、マリリン・モンローです。1954年に公開された映画「帰らざる河」でマリリン・モンローはリーバイス「701XX」を穿きました。このジーンズはマリリン・モンローの肉感的な美をさらに際立たせるもので、観客の目はマリリン・モンローのジーンズ姿に魅了されました。マリリン・モンローが穿いたことで、女性でもジーンズを穿くという大きな意識変化になったのではないでしょうか?!

501

リーバイ・ストラウス社の代表的な製品です。1890年に自社製品へのロットナンバー(品番)付番制度を導入したのをきっかけに誕生しました。

501 は当時の最高品質デニム生地のXX(ダブルエックス=エクストラ・エクシード)デニムを使用する製品に与えられた品番になっています。現在では「501」は商標登録(ジーンズカテゴリー)がされているため、もはや単なる品番ではなくなっていて商品名となっています。(よって 「501(R)」と表記されることが多い)

縫製技術の進化などから細部に変更を加えられながらも、現在まで製造販売が継続されています。なお日本では「ごーまるいち」と呼ばれていますが、英語での呼び方は「ファイヴ・オー・ワン」です。特徴は前開きがボタンフライであること、使用しているデニム生地が防縮加工がされていないことです。

このため洗うと数インチ(比率で言うと8%または10%)縮むことを考慮して購入するのが「501」を穿くうえで常識になっています。この前時代的な特性をリーバイスは「シュリンク・トゥ・フィット」、つまり洗濯を繰り返すことで身体に馴染んで行くと説明しています。

このデニム生地はコーンミルズ01デニムと呼ばれていて、一時期ではありますが腰部の紙パッチに「501-0117」(17は色コード。ブルーの 501 では他に13や15もある)などと印字された製品も流通していました。1980年代あたりからの多彩なバリエーション(洗い加工:同じ01デニムでも収縮率が小さい、異素材使用:例えばブラック・ホワイトはプリシュランクの06デニム、色コード51(白)‐60(黒))の展開などによってり、既に「シュリンク・トゥ・フィット」の特徴を備えるオリジナルリジッドの「501」は 「501(R)」 という製品の1バリエーションに過ぎなくなっています。

レディスモデルはアメリカ製が「17501」または「26501」、近年のものは「W501」という型番になります。かつてはステューデントモデルの「701」(ヒップポケットが縦長)や、廉価版のオレンジタブ「20502」が生産されたり、ロングレングスのものが「1501」や「2501」と表記された時期もあります。

かつては大部分はアメリカで生産されていて、一部をイギリスやフランスで生産していましたが、今ではメキシコ、フィリピン、ドミニカ共和国などに生産が移管されています。アメリカの自社工場は2004年1月で閉鎖されています。旧型501の復刻版などの仕様が特別な製品の中には、外注のアメリカや日本で生産されたものもあります。